【中学生】自由研究のおすすめ実験45選|短時間で終わらせるコツも解説
「中学生におすすめの実験を伴う自由研究はどんなものがあるの?」
「自由研究を短時間で終わらせるコツがあるのか」
自由研究の必要性や実験を楽しんでできるためにどうすればいいのか、中学生の子供がいる保護者の方は、様々な疑問や不安を持っているでしょう。
この記事では、そのような疑問や不安を抱える保護者の方向けに、中学生におすすめの実験を伴う自由研究45選に加え、短時間で終わらせるコツなどについて紹介します。
この記事を読み終えた頃には、きっと中学生と一緒に楽しめる自由研究が見つけられるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、中学生の子供にあった自由研究を見つけてみましょう。
目次
- 1 自由研究が求められる理由
- 2 自由研究おすすめの実験45選
- 2.1 備長炭の乾電池で電気を流す実験
- 2.2 水中でシャボン玉を作る実験
- 2.3 水でレンズを作る実験
- 2.4 洗濯物は何時間で乾くかを調べる
- 2.5 野菜で紙を作る実験
- 2.6 ペットボトルの中に雲を作る実験
- 2.7 野菜と酸素系漂白剤で酸素を作る実験
- 2.8 ドライイーストを使ってバルーンを膨らませる実験
- 2.9 牛乳からチーズを作る実験
- 2.10 手作りマヨネーズを作る実験
- 2.11 灯油ポンプが水を吸い上げる仕組みを調べる
- 2.12 磁石を砕いた時磁力がどう変化するかを調べる
- 2.13 磁力線が立体的に見ることができるかを実験する
- 2.14 オレンジやミカンのしぼり汁で風船が割れるかを実験する
- 2.15 柑橘類ジュースからDNAを抽出する実験
- 2.16 タコ糸で食品添加物を調べる実験
- 2.17 ダイラタンシー現象を調べる実験
- 2.18 人工のイクラを作る実験
- 2.19 ジュースの保冷効果を実験
- 2.20 ㏗液を作る実験
- 2.21 牛乳を利用してプラスチックを作る実験
- 2.22 タコ糸で氷が釣り上げることができるかを実験する
- 2.23 お湯を氷で沸騰させることができるか調べる
- 2.24 雲の種類を調べる
- 2.25 化学反応を利用してカイロを作る実験
- 2.26 ピンポン玉を浮かせることができるかを実験する
- 2.27 野菜をシャキシャキにする実験
- 2.28 紙をまっすぐ落とす実験
- 2.29 空き瓶を使ってろうそくを作る実験
- 2.30 赤外線で隠し文字を読む実験
- 2.31 小麦粉でガムを作る方法を調べる
- 2.32 硬貨が水に浮かぶか調べる
- 2.33 保冷剤で芳香剤を作る実験
- 2.34 カラーペンの色を調べてみる
- 2.35 地震の液状化現象を再現する実験
- 2.36 アイスクリームを作る実験
- 2.37 液体の容積を測る実験
- 2.38 塩の結晶を作る実験
- 2.39 溶けない氷を作る実験
- 2.40 虫眼鏡で目玉焼きを作ることができるか実験する
- 2.41 100℃以下で水は沸騰するか調べる
- 2.42 瞬間で氷を作ることができるか実験する
- 2.43 固さが違う卵を作る実験
- 2.44 指紋採取ができるかを実験する
- 2.45 紫外線がバナナに与える影響を見る実験
- 3 簡単に自由研究の実験を行う方法
- 4 楽しみながら自由研究の実験をしていきましょう
自由研究が求められる理由
まず、自由研究がなぜ求められているのかみていきましょう。自由研究は、子供たちが自ら活動できるようになることが目的とされています。
環境問題や社会勉強など取り組みやすいテーマで子供たちが自ら学ぶ姿勢を育むことが目的で、社会に出た時その能力は大いに役立つでしょう。
自ら発言する力や問題提起から解決まで考える力を育てられます。
自由研究おすすめの実験45選
自由研究は、子供が興味を持つ分野を選んで楽しく実験できることがポイントになります。
実験の中には、1日で完結するものや経過観察が必要になるものもあります。子供が一番楽しめるものを一緒に選んでみましょう。ここからはおすすめの実験を伴う自由研究を45選紹介します。ぜひ参考にしてください。
備長炭の乾電池で電気を流す実験
備長炭の乾電池で電気を流す実験は、自由研究らしい実験でしょう。消臭効果があると言われている備長炭は家庭にあることも多いのではないでしょうか。
電気が流れる仕組みを調べてわかりやすくまとめてみましょう。濃度の高い食塩水を備長炭の先端は避けて濡らします。食塩水に浸したキッチンペーパーを濡らした部分に巻き付けアルミホイルを固く巻き、電球の同線を繋げれば電気が通るという実験です。
水中でシャボン玉を作る実験
簡単に作れるシャボン玉を利用して、水中でシャボン玉を作る実験を自由研究の課題にするのはいかがでしょうか。
食器用洗剤を使えばシャボン玉ができることは知っている方も多いでしょう。深めの器にシャボン玉液を作り、筒状のもので液を付け、指などで筒の上部を押さえて少し浮かし指を離すと、水中にシャボン玉ができるという実験です。
水でレンズを作る実験
水の性質を使って水でレンズを作る実験をしてみてはいかがでしょうか。
アクリル板に霧吹きなどで水滴を作り、水滴を通して遠くを覗いてみたり、近くのものを覗いてみてください。またアクリル板に五円玉を置き、五円玉の穴に水を垂らしてレンズを作って見え方を確認した後に、ティッシュで少し水滴をとり覗いてみましょう。
水滴の大きさによって見え方が異なるのかも合わせて調べてみましょう。
洗濯物は何時間で乾くかを調べる
何気ない日常の中から、洗濯物は何時間で乾くかを自由研究として調べてみるのはいかがでしょうか。
靴下などを絞って、干す場所や時間経過を観察する実験がおすすめです。なぜ早く乾いたのかを考えたり、早く乾く干し方や方法を合わせて調べてみると、より質の高い自由研究を完成させられます。
野菜で紙を作る実験
紙がどのように作られるのかを学ぶことのできる、野菜で紙を作ってみる実験もあります。紙漉きキットがなくても、豆腐パックと排水溝ネットで代用可能です。
キャベツなど繊維の多い野菜を茹で、ミキサーにかけて、紙漉きキットで形を作り乾く前にアイロンをかけると紙ができます。他の野菜や果物の皮も使ってみましょう。どうすれば成功できるかなどのポイントをまとめてみましょう。
▼野菜で紙を作ってみた!詳細記事はこちらから
ペットボトルの中に雲を作る実験
雲ができる仕組みを知っていても、実際に雲を作ったことがない人も多いでしょう。ペットボトルを使えば家庭でも簡単に雲を作れます。この実験は火を使用するため、保護者の方の付き添いや安全対策をとった上で行ってください。
ぬるま湯約100ミリリットルを1.5リットル用の炭酸用ペットボトルに入れ、線香の煙を流し入れ、蓋を閉めて振ります。ペットボトルを凹ませたり膨らましたりを繰り返すと雲ができます。
▼ペットボトルの中に雲を作ってみた!詳細記事はこちらから
野菜と酸素系漂白剤で酸素を作る実験
野菜と酸素系漂白剤を使って酸素ができるか実験してみましょう。火を扱うため十分注意して行ってください。酸素が発生する原因をまとめてみましょう。
擦りおろした野菜をビンに入れて、酸素系漂白剤を入れ混ぜます。ビンに袋を被せてビンの口を輪ゴムで止めると泡が発生します。泡が落ち着いたら火をつけた線香をビンの中に入れます。酸素が発生していれば火が大きくなります。
▼酸素を作ってみた!詳細記事はこちらから
ドライイーストを使ってバルーンを膨らませる実験
ドライイーストを使ってバルーンを膨らませる実験は、ドライイーストの膨らむ力を利用しています。
試験管に小さじ1の水と小さじ1のドライイーストを入れ混ぜ、小さじ1の砂糖を加えバルーンを口に被せます。40度程度のお湯に試験管を入れるとバルーンが膨らんでいきます。起きた現象やドライイーストの性質などを詳しくまとめてみましょう。
牛乳からチーズを作る実験
牛乳を使ってカッテージチーズを作る実験を紹介します。
牛乳400ミリリットルを鍋で焦げないように60度に温めます。レモン汁100ミリリットルを加え、液体と個体に分離したら火を止めます。少しおいてから濾して、濁りが出なくなるまで洗い食塩を加えるとチーズが完成します。
低脂肪牛乳やカルシウムが添加されていると失敗してしまいます。牛乳を温める時は沸騰しないように気をつけましょう。
手作りマヨネーズを作る実験
普段食べているマヨネーズを手作りしても、作る過程をまとめると自由研究の課題になります。
室温に戻した卵を卵黄と白身に分けます。ボウルにお酢を15ミリリットル入れ、卵黄、塩小さじ1/2胡椒を加えよく混ぜ、サラダ油を150cc少量ずついれ混ぜ続けるとマヨネーズが完成します。
基本的に水と油は混じり合いませんが、お酢と油が混ざる理由や乳化について掘り下げてまとめてみましょう。
灯油ポンプが水を吸い上げる仕組みを調べる
灯油ポンプが水を吸い上げる仕組みを、ストローとコップで実験して考えてみましょう。
ストローの曲がる部分が真ん中になるように切り、満杯に水を入れたコップと空のコップを2つ用意します。ストローに水を満杯に入れます。
ストローに空気が入らなければ片側を塞ぐだけでも水がこぼれません。水の入ったコップと空のコップの間にストローをかけて水の移動を観察しましょう。
ストローの長さを変えたり、曲げる部分の角度を変えてみましょう。
▼給油ポンプが水を吸い上げられる原理を調べてみた!詳細記事はこちらから
磁石を砕いた時磁力がどう変化するかを調べる
磁石を砕いた時磁力がどう変化するのかを自由研究の課題にするのもおすすめです。金槌を使用するので軍手を着用するなど、怪我のないよう十分に注意して行ってください。
磁石をタオルで包み、金槌で砕きます。砕いた磁石に何がくっつきくっつかないのか調べてみましょう。くっつく理由やくっつかない理由、磁力はどうなっているのかも合わせて調べるといいでしょう。
▼磁石を砕いてみた!詳細記事はこちらから
磁力線が立体的に見ることができるかを実験する
平面で磁力線をみたことがある方も多いでしょうが、立体的に見れるか実験してみましょう。
スチールウールを細くカットしビニール袋に入れて、細かくなるように揉みましょう。
サラダ油をペットボトルに入れて、ナットと細かくしたスチールウールを入れよく振ります。磁石をペットボトルに貼り付けて磁力線ができるか観察してみてください。磁石の種類によって変化があるのかも調べてまとめましょう。
オレンジやミカンのしぼり汁で風船が割れるかを実験する
オレンジやみかんのしぼり汁で風船が割れるかを実験してみましょう。
風船を大きく膨らませ、オレンジやみかんの汁をかけると風船が割れるという実験です。なぜ割れてしまうのか、性質を調べてみましょう。
ろうそくに火をつけて、オレンジやみかんの汁をかけてみると、花火のように燃える実験も合わせて行ってみてはいかがでしょうか。火を扱う場合は、十分に注意してください。
▼オレンジの皮で風船を割ってみた!詳細記事はこちらから
柑橘類ジュースからDNAを抽出する実験
柑橘類のジュースからDNAを抽出する実験をしてみましょう。
よく冷やした柑橘ジュースをコップに30ミリリットル入れ、よく冷やしたエタノール30ミリリットルをコップの縁から流し、ジュースとエタノールが2層になるように加えます。しばらくおくと白いDNAが浮き出てきます。
柑橘系のジュース以外でも試してみたり、なぜDNAが浮き上がってきたりするのかを考えてみましょう。
タコ糸で食品添加物を調べる実験
家庭にある食材の食品添加物をタコ糸で調べる実験をしてみましょう。
食材や調味料を器に入れカットしたタコ糸を入れ、着色しやすくするために少量のお酢を加えます。水を張ったフライパンに器を入れ20分ほど蒸します。器からタコ糸を取り出し洗うと合成着色料が使われている食材は色が落ちにくいということがわかります。
食品添加物の必要性や合成着色料と天然着色料の違いも合わせて調べてみましょう。
ダイラタンシー現象を調べる実験
家庭で手軽にできる片栗粉を使ったダイラタンシー現象を実験してみましょう。
ボウルに片栗粉と水を2:1の割合で入れ混ぜます。これで準備は完了で、握ってみると固まりますが手を緩めると液体になります。指だけでなくジップロックなどに入れて踏んで体験してみるのも楽しめるポイントです。
片栗粉の小さい粒子に力が加わり密集して隙間がなくなり固くなるという現象ですが、子供となぜ個体と液体になるのか一緒に考えてみましょう。
▼ダイラタンシーを作ってみた!詳細記事はこちらから
人工のイクラを作る実験
人工のいくらを作る実験は必要になる材料が多いので、準備をしっかりしてから行う必要があります。
アルギン酸ナトリウムを水にしっかり溶かし、食紅で色をつけてスポイトなどで塩化カルシウム水溶液に落とすと人工いくらが完成します。
アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムの性質や、人工いくらができる仕組みを調べたり観察したりしてみると自由研究にピッタリの実験ができます。
▼いくらを作ってみた!詳細記事はこちらから
ジュースの保冷効果を実験
夏場に役立つ、手軽に保冷効果を保つ方法を調べる実験をしてみましょう。
経過観察が必要となる実験です。缶ジュースの空き缶に約50ccの水を入れ冷凍庫で凍らせます。そこにアルミホイルやタオル、包装箱など複数の材質違いのものを、缶全体が隠れるように巻き付けます。缶の中身が溶ける時間を観察すると同時に、室温を記録しましょう。
効果があった材質のものを2枚重ねにしたり厚さを変えたりして、掘り下げた実験をしてみてください。
▼ジュースの保冷効果を調べてみた!詳細記事はこちらから
㏗液を作る実験
pH液を作る実験は、簡単に家庭でできるのでおすすめの自由研究です。pHとは、水素イオン濃度指数のことを言います。酸性、中性、アルカリ性のどれかを測ります。
家庭にある化粧水や洗剤、お酢などを混ぜれば色の変化を見られます。千切りした紫キャベツを凍らせて鍋で煮出し、濾してから容器に入れて実験できます。家庭にあるもので済ませられるので手軽に実験ができ、日数も必要としません。
牛乳を利用してプラスチックを作る実験
環境問題も考慮した実験ならば、牛乳を利用してプラスチックを作る実験はいかがでしょうか。
タンパク質の凝固を利用して、生分解性プラスチックを作ってみましょう。
牛乳を沸騰させお酢を入れ、固形物が浮いてきたら濾します。何度か繰り返してできた固形物を洗い、形を作り、レンジで加熱すれば生分解性プラスチックが完成します。
タコ糸で氷が釣り上げることができるかを実験する
こちらの実験も家庭にあるものを使ってタコ糸で氷を釣り上げられる実験です。
大さじ1の塩をお皿に入れ、氷を上に置きタコ糸を氷の上に置きます。タコ糸の上に水滴と塩をかけてしばらく待ち、持ち上げてみると釣り上がります。タコ糸を割り箸につけて釣竿を作り遊びながら楽しめる実験になります。
塩が冷やすスピードを上げるのと、水滴を垂らすことでタコ糸と水滴がくっつき凍る仕組みを観察してまとめてみましょう。
お湯を氷で沸騰させることができるか調べる
お湯を氷で沸騰させられるという、大人も楽しめる実験を自由研究にしてみてはいかがでしょうか。
電子レンジで沸騰させますが、熱湯のため安全には十分注意して行いましょう。
綺麗な耐熱容器に水を入れレンジで沸騰するまで加熱し、沸騰が落ち着いたところで氷を入れてみると再び沸騰するという実験です。火傷防止に軍手やピンセットを使うとより安全です。
雲の種類を調べる
雲の種類を調べる実験は、知識も広がる自由研究課題になります。雲の特徴を知ることで、雲の動き方から天気を理解できるようになります。
雲は、巻雲、巻層雲、高層雲、巻積雲、高積雲、乱層雲、層積雲、積雲、層雲、積乱雲に分かれています。身近な言い方や雲の特徴をインターネットで調べたり、実際に観察して絵に描いてみたりみましょう。
雲の高さも影や飛行機の高さを目印に観察して、どの雲が高い位置にあるのかまとめてみてください。
▼雲の形を観察してみた!詳細記事はこちらから
化学反応を利用してカイロを作る実験
化学反応を利用してカイロを作る実験も自由研究におすすめです。
アルミホイルを削った鉄粉、炭を削った活性炭、オキシドールがあれば使い捨てのカイロが作れます。紙封筒に鉄粉と活性炭を同量入れ、食塩を入れ混ぜ、オキシドールを入れて揉み込むと熱が発生してカイロができます。熱が発生する仕組みを考えてまとめてみましょう。
▼カイロを作ってみた!詳細記事はこちらから
ピンポン玉を浮かせることができるかを実験する
ピンポン玉を浮かせられるかを実験しましょう。
カッターナイフを使うので軍手着用など安全に注意してください。ペットボトルをカッターナイフで半分に切り、キャップ側のペットボトルをドライヤーに取り付け、ビニールテープなどで固定します。ドライヤーの冷風でピンポン玉を浮かせましょう。
浮き上がる仕組みを考え、ピンポン玉以外でも何が浮かぶか挑戦してみてください。
野菜をシャキシャキにする実験
野菜をシャキシャキにする実験をしてみましょう。
レタスやきゅうり、茄子、大根、にんじんなどいろんな野菜を準備します。できるだけ鮮度が同じくらいのものを選びましょう。
葉物はどのくらいの温度の水につけておけばシャキシャキになるか調べて、なぜシャキシャキになるのかを考えてみましょう。きゅうりや根菜はラップや新聞紙に包んで冷蔵するものと、室温保存するものに分けて数日かけて経過観察してみてください。
その後水につければどうなるのか観察してみましょう。
紙をまっすぐ落とす実験
ゆらゆら落ちる紙をまっすぐ落とす方法があるのか調べてみる実験もおすすめです。
机など乗れる台の下に大きく的を作り、落下地点に印をつけながら実験してみましょう。ハガキや折り紙などいろんな紙で試してみてください。高い位置から普通に落とす、水平に落とす、紙の端を折ってみるなど、いろんな工夫をして落ち方を観察しましょう。
また、なぜそのような落ち方になるのかも合わせてまとめてみてください。
▼紙をまっすぐに落としてみた!詳細記事はこちらから
空き瓶を使ってろうそくを作る実験
作って楽しむ実験として、空き瓶を使ってろうそくを作ってみるのはいかかでしょうか。
色つけのために好きな色のクレヨンを削り、ろうそくを湯煎で溶かします。ろうそくの芯は使うので残しておいてください。
空き瓶に削ったクレヨンを入れエッセンスオイルがあれば数滴加え、溶かしたろうそくを加えすぐにかき混ぜ、残しておいた芯をろうそくが固まるまで固定して完成です。
色を変えたり、香りのあるオイルを加えたりして、リラックス効果のあるアロマキャンドルにしてみても楽しめます。
赤外線で隠し文字を読む実験
子供の興味を掻き立てるなら赤外線で隠し文字を読む実験はいかがでしょうか。
サインペンでコピー用紙に文字を書き、赤、緑、青色のセロハンを2組作り間に文字を書いた用紙を挟みます。紙コップの底にスマートフォンのカメラ程度の穴をあけ、縁に切れ目を入れ平らにしてアルミホイルを巻いておきます。
紙コップの穴とスマートフォンカメラを合わせてを固定して、晴れた日に窓ガラスに用紙を挟んだセロハンを当て、スマートフォンのカメラを起動して文字を読むことができます。
どんな仕組みで文字を読むことができるのか考えてみましょう。
小麦粉でガムを作る方法を調べる
おやつとして昔食べられていた、小麦粉でガムを作る方法を調べてみましょう。
強力粉50グラムに水20ミリリットルを加え、10程度捏ね30分寝かせます。水の濁りがなくなるまでもみ洗いしたらガムのような弾力のあるものが完成します。
他の薄力粉や中力粉、片栗粉などでもできるのか試してみたり、味をつけて噛んでみたりしましょう。
硬貨が水に浮かぶか調べる
実験番組などでも目にしたことがある、硬貨を水に浮かベル実験は手軽にできておすすめです。
一円玉、五円玉、十円玉、五十円玉、百円玉、五百円玉を用意して、水の表面に浮かべる実験です。お風呂やコップでできるので手軽で結果もすぐわかります。
どの硬貨が浮かび沈むかその違いは何か、穴の空いた五円玉と五十円玉はどうなるのかなど項目を作って実験できます。
▼一円玉を浮かせてみた!詳細記事はこちらから
保冷剤で芳香剤を作る実験
保冷剤を使用して芳香剤を作る自由研究も手軽にできるのでおすすめです。
ジェル状の保冷剤の中身にアロマオイルを混ぜて作ります。絵の具などで塗料しても、インテリアとしても使える芳香剤が作れます。材料も身近に手に入るので親子で楽しめる実験です。
この実験は保冷剤の中身がどういうものかを調べたり、なぜジェル状でないといけないのかをまとめたりすることで、芳香剤ができる仕組みが理解できるでしょう。
▼芳香剤を作ってみた!詳細記事はこちらから
カラーペンの色を調べてみる
用途が限られる水性のカラーペンの色を調べる実験も手軽で自由研究にはおすすめです。
現象を考えたり、色の仕組みを調べてみたりしましょう。コーヒーフィルターを使って色を分離させましょう。短冊上に切ったコーヒーフィルターに水性ペンで色をつけます。水にペンでつけた色が触れないように浸すと、ペンの色が上がるという実験です。
地震の液状化現象を再現する実験
地震の液状化現象を再現する実験をしてみましょう。
容器に砂を入れ砂を超えないように水を入れ、表面をならします。容器の下に丸鉛筆を等間隔で置き、缶ジュースを砂の上に立てます。容器を小さく揺らし砂の動きを観察しましょう。
振動によって砂に隙間ができ水が上がる仕組みをよく観察して揺らし方を変えてみてください。
アイスクリームを作る実験
夏休みの間の自由研究でアイスクリームを手作りしてみるのはいかがでしょうか。
卵黄と砂糖を白っぽくなるまで混ぜ、牛乳を少しずつ加えます。別の器に氷と塩を3:1で入れ、アイスクリームのもとを乗せクリームとバニラエッセンスを入れ混ぜます。少しずつ固まってアイスクリームが完成します。
トッピングしたりアイスクリームのもとに抹茶粉などを加えてアレンジしてみましょう。
▼アイスクリームを作ってみた!詳細記事はこちらから
液体の容積を測る実験
より手軽にできる実験は、液体の容積を測る実験です。
水とエタノールだけでできる実験で同じ量合わせた合計より容積が少なくなるという実験です。エタノールは薬局などでも簡単に手に入れられます。
水分子の空いたところにエタノールが入ることで容積が少なくなるという仕組みですが、どうしてそうなるのか自分で考えてみてから、わかりやすい結果をまとめてみましょう。
塩の結晶を作る実験
塩の結晶を作る実験は、手軽にできる自由研究です。
結晶ができる仕組みや、形、好きな形で結晶が作れるのかなど、ただ結晶を作るだけでなく考えて作って見るとより楽しめるでしょう。
水100ミリリットルに塩40グラムを混ぜ合わせ、上側にできた澄んだ液を平らな器に移し、日向に放置すれば蒸発して結晶が完成します。塩の結晶ができるまで1ヶ月ほどかかるので経過を観察しながら実験してみましょう。
▼結晶を取り出してみた!詳細記事はこちらから
溶けない氷を作る実験
ポイントを理解し溶けにくい氷を作る実験をしてみましょう。不純物がなく時間をかけて凍らせることが、溶けにくい氷を作るポイントになります。
水を沸騰させ常温まで冷まし、気泡が入らないよう慎重に製氷器に入れます。袋に入れてタオルを巻き冷凍させ、半分凍ったら水は捨てて新しく水を加えて同様に凍らせると溶けにくい氷が完成します。
軟水のミネラルウォーターなら不純物がなく沸騰の手順を省けます。
虫眼鏡で目玉焼きを作ることができるか実験する
虫眼鏡で紙に火をつける実験があるように、目玉焼きを作れるかを自由研究の課題にしてみるのはいかがでしょうか。
時間はかかるかも知れませんが、経過観察やできるまでの時間などまとめれば自由研究にピッタリの課題になります。
お皿に卵を割り虫眼鏡に光を集め目玉焼きを作ります。
100℃以下で水は沸騰するか調べる
沸点は100度と言われていますが、100度以下で水は沸騰するのか調べてみましょう。
50度のぬるま湯を作り、細いストローを4センチにカットしスポイトの口と合わせ半分におります。ストローを伸ばして5ミリリットルぬるま湯を吸い上げ、空気を抜くように3ミリリットルまで減らします。
ストローを曲げてクリップで固定し、ぬるま湯を一気に引き下げて沸騰しているか観察してみてください。
瞬間で氷を作ることができるか実験する
瞬間で氷を作る実験は、手軽に家庭にあるものでできるため自由研究におすすめです。
水を入れた瓶にラップをして氷水につけ、しばらくしたら氷のかけらを瓶の中に入れると、瞬間で氷を作れます。なぜ凍るのかを観察して考えてみましょう。
▼一瞬で凍る水を作ってみた!詳細記事はこちらから
固さが違う卵を作る実験
固さの違う卵を茹で卵で作ってみましょう。茹で卵を作る前に卵の底に穴を開けておくと、殻が剥きやすくなります。
沸騰したお湯に冷蔵庫から出したばかりの卵を、おたまに乗せゆっくりお湯に入れます。タイマーを使って1分ごとに断面を観察してみましょう。
6分程度からが半熟、12分程度で固茹でになります。黄身が真ん中になる茹で方なども合わせて調べてみてください。
指紋採取ができるかを実験する
スマートフォンのロックを解除することなどに使われる指紋が身近なもので採取できるのか実験してみましょう。
ガラスのコップに指をつけてアイシャドウの粉をブラシに取り振りかけ、余分なアイシャドウを落とします。セロハンテープを指紋の上につけて剥がすと指紋採取ができます。
アイシャドウだけでなく小麦粉などの粉を使って採取もしてみてください。
紫外線がバナナに与える影響を見る実験
紫外線について知るために、紫外線がバナナに与える影響を調べてみましょう。
綺麗なバナナを選びアルミホイルを1部分に巻き付け、セロハン、日焼け止めなども1部分につけます。太陽が直接当たる場所におき経過観察します。6時間ほど経ったら巻き付けたものを外し冷蔵庫で2日ほど保存して表面の変化を見てみましょう。
紫外線とはなんなのかも掘り下げて調べてみましょう。
簡単に自由研究の実験を行う方法
自由研究を早く終わらせるために、簡単にできる方法を紹介します。
100均など身近なところで手に入る材料を使った実験を行うことと、自分が興味がある分野だと楽しんで取り組めます。また短時間でできる実験を選ぶことで、他の宿題に当てる時間や遊ぶ時間が確保できるので工夫してみましょう。
100均などで手に入る材料で行う
100均などで手に入る材料で実験を行いましょう。
100均には多くのものが売っているので、芳香剤を作る実験やろうそくを作る実験、ダイラタンシー現象の実験、カラーペンの色を調べる実験などでは、100均のものを使うようにすると費用を最低限に抑えられるでしょう。
自分が興味のある分野の実験を選ぶ
自分が興味のある分野の実験を選ぶことで楽しんで実験ができます。
電気を流す実験や雲を作る実験、手作りのマヨネーズやアイスクリームなど子供の興味を引き立てる実験を選んで一緒に楽しんでみましょう。
子供の好みに合った実験を選んで、もっと知りたいという気持ちを育てます。
短時間でできる実験を選ぶ
短時間でできる実験を選ぶことで集中力しやすくなりますし、他のことにも時間を当てられます。
集中力が続かない子や、日数をかけて観察する実験だと飽きてしまう子には数時間で終わる実験がおすすめです。材料集めからまとめる作業まで1日でできる実験を選んであげてください。
楽しみながら自由研究の実験をしていきましょう
今回は、中学生におすすめの実験を伴う自由研究について紹介しました。
自由研究をする目的を子供にも伝えることで取り組み方が変わるでしょう。子供の趣味や性格に合った実験を保護者の方も一緒に考えて、素敵な自由研究と夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。