【中学1年生】おすすめの自由研究テーマ47選!テーマの選び方のコツもご紹介

「中学生の自由研究はどんなテーマにすれば良いの?」
「小学生のときの自由研究と同じじゃダメなの?」
「クラブ活動や塾で忙しくて、自由研究をする時間があまりない」
中学生になってはじめての自由研究に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、中学1年生におすすめの自由研究のテーマをご紹介します。この記事を読むことで、中学1年生ではどのようなテーマの自由研究に取り組めば良いかがわかるでしょう。

また、テーマの選び方のコツやまとめ方についても解説しているため、どうやってテーマを選べば良いかわからない人や自由研究のまとめ方がわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

中学1年生の宿題で自由研究が出される目的とは?

毎年子供の頭を悩ませる自由研究をなぜ行わなければならないのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

自由研究が出される目的は、子供に自主性や問題解決能力を身に付けさせることにあります。学校では教えられたことを学ぶという受動的な学びが多いですが、自由研究では自分でテーマを考え行動することが必要です。

自由研究を通じて能動的に考え取り組むことで、子供が自分で考え学ぶことが期待されているでしょう。

中学1年生の自由研究でおすすめのテーマ47選

ここからは、中学1年生の自由研究でおすすめのテーマを紹介します。自宅にある材料で簡単にできるものや、あまり時間をかけずにできるものなど、中学1年生でも簡単に取り組めるものが多いです。

まだ、自由研究のテーマが決まっていないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

1:pH測定液を制作する

紫キャベツを使ってpH測定液を作り、色の変化を確認してみましょう。紫キャベツを千切りにして耐熱容器に入れ、上からお湯を注ぎます。5分くらい置いてかき混ぜ、茶こしを使って紫キャベツを取り除けばpH測定液の完成です。

3つのコップにpH測定液を入れ、1つにお酢、もう1つに重曹を水で溶かしたものを混ぜます。もう1つのコップはほかのものと比較するため、そのままにしておきましょう。お酢を入れたものはピンクに、重曹を入れたものは水色や緑色になります。

2:水の浄化を試みる

自分でろ過装置を作って、水の浄化を試みましょう。ペットボトルを2本用意し、1本は底の部分、もう1本は注ぎ口から10cmくらい下の部分を切り落とします。

底を切った方のペットボトルの口にガーゼを被せ、輪ゴムで留めてください。口を下にして小石、綿、活性炭、綿、砂の順番に敷き詰めていきます。このペットボトルを受け皿となるもう1つのペットボトルに重ねて、上から泥水を流しましょう。

実験の結果やわかったことなどをまとめます。

3:食品を使って10円玉をピカピカにする

身近な調味料などの食品を使って、くすんだ10円玉をピカピカにしましょう。酢やケチャップ、レモン汁、ソースなど自宅にある調味料とくすんだ10円玉を用意します。

10円玉をそれぞれの調味料に浸しましょう。15分くらい置いてから10円玉を取り出し、ティッシュペーパーなどを使ってきれいに拭き取ります。

それぞれの調味料に浸した直後と15分後でどのような変化があったのかをまとめてみましょう。

▼10円玉をピカピカにしてみた!詳細記事はこちらから

10円玉をピカピカにするには?さまざまな調味料を使って調べよう

4:ペットボトルの中で雲を発生させる

ペットボトルの中に雲を作って観察してみましょう。炭酸用のペットボトルを用意し、そこから1cmくらいお湯を入れます。線香に火をつけ、煙をペットボトルの中に5秒くらい入れたらフタをしましょう。

ペットボトルを両手で潰すとペットボトルの中が透明になりますが、手を放すとペットボトルの中に雲ができます。

ペットボトルを潰す力の加減を変えるとどのような変化があるか、また、ペットボトルの中の雲をしばらく置いておくとどうなるのかを観察しましょう。

▼ペットボトルの中に雲を作ってみた!詳細記事はこちらから

ペットボトルの中に雲を作ってみよう

5:ペットボトルの中で竜巻を発生させる

ペットボトルの中で竜巻を発生させて、その様子を観察しましょう。40℃くらいのお湯をペットボトルの8分目くらいまで入れ、そこへ砕いた発泡入浴剤を1つ入れます。実験に使うペットボトルは炭酸飲料用のものを使用してください。

ペットボトルに蓋をし、上下逆さまにして回転させると竜巻が発生するため、様子を観察しましょう。なぜこのようになるのかを考え、実験の様子や結果についてまとめます。

6:塩の結晶を作る

自宅にある塩を使って塩の結晶を作ってみましょう。100mlくらいの水に、40gくらいの塩を入れてよくかき混ぜ、濃い食塩水を作ります。

できた食塩水の上澄みをお皿に1cmくらい入れ、日なたに置きましょう。水分が蒸発すると、食塩が結晶となって現れます。

できた食塩の結晶の形を観察し、実験の様子をまとめましょう。

▼結晶を取り出してみた!詳細記事はこちらから

食塩水から結晶を取り出してみよう!

7:液体の体積を測定する

液体の体積を測定し、分子の存在について考えてみましょう。計量カップに水100mlを入れ、別の計量カップにエタノール100mlを入れます。

水の入った計量カップにエタノールを加えて体積を測りましょう。水もエタノールも液体であるため、100mlずつ合わせれば200mlになると思いがちですが、実際にはそれより少なくなります。なぜこのようになるのかを調べてまとめましょう。

8:備長炭から電池を作る

備長炭を使って電池を作ってみましょう。キッチンペーパーを水で濡らし、備長炭の一方が出るようにして巻きます。

キッチンペーパーが少し出るようにして、さらに上からアルミホイルを巻いてください。このときアルミホイルが直接備長炭に触れることがないよう気を付けましょう。

プロペラが付いたモーターを準備し、片方の銅線を備長炭に、もう片方の銅線をアルミホイルに付けてプロペラが回れば実験成功です。

9:芳香剤を自作する

自宅にある保冷剤を使って好きな香りの芳香剤を作ってみましょう。ゲル状の保冷剤の中身を容器に入れ、好きな色の水性絵の具を少量の水で溶かして加えます。そこへ好きな香りのアロマオイルを数滴加えれば完成です。

数種類の色で作って重ねたり、いろいろ工夫したりして、オリジナリティのある芳香剤を作るとおもしろいでしょう。

▼芳香剤を作ってみた!詳細記事はこちらから

簡単にできる保冷剤を使った芳香剤の作り方

10:レモン電池を作る

レモンを使ってレモン電池を作ってみましょう。レモンを半分に切り、2カ所に切れ目を入れてアルミ板と銅板をさします。アルミ板と銅板にクリップ付きリード線をつなぎ、電子オルゴールの銅線につないで音が鳴るかを調べましょう。

同じものをもう1つ作り、2個のレモン電池を直列につないで電子オルゴールの銅線につなぎ、1個のときと音の違いを比べてみます。

11:牛乳からプラスチックを作る

牛乳からプラスチックを作り、環境にやさしいプラスチックについて考えてみましょう。耐熱グラスに牛乳を入れ、電子レンジで牛乳を沸騰させます。牛乳が沸騰したらかき混ぜながら、中に塊が見えるまで酢を少しずつ加えながら混ぜましょう。

空のグラスにガーゼを被せ、先ほどの牛乳を流して塊を取り出したら、ガーゼに包んで水で3分くらい洗います。

クッキングペーパーなどで水分を取り、塊を好きな形にしたら耐熱グラスに入れて電子レンジで何度か加熱して固めましょう。

12:洗濯のりからスライムを作る

洗濯のりとホウ砂を使ってスライムを作ってみましょう。プラスチックの容器に水と洗濯のりを同量入れ、好みの色の水性絵の具を加えてよくかき混ぜます。

別のプラスチック容器にお湯25mlくらいとホウ砂2gくらいを入れてよく混ぜましょう。先ほどのプラスチック容器にホウ砂水を少し入れてよく混ぜたら、スライムの完成です。

洗濯のりとホウ砂を混ぜることでなぜスライムができるのかを調べてまとめましょう。

▼スライムを作ってみた!詳細記事はこちらから

洗濯のりを使って簡単にスライムを作ろう

13:モーターを作る

身の回りのさまざまなものに使われているモーターを作ってみましょう。エナメル線を10回くらい巻いて輪っかにし、両端は2回巻いて留めてから5cmくらい伸ばしてカットします。

伸ばした片方は紙やすりを使って半分だけエナメルを剥がし、もう片方は全部エナメルを剥がしましょう。

クリップで台を作り間に磁石を置いたら、乾電池を銅線でクリップにつなげます。巻いたエナメル線をクリップに置き、どのようになるか観察しましょう。

14:自家製マヨネーズを作る

自宅にある卵や酢、サラダ油を使って自家製マヨネーズを作り、乳化について考えましょう。ボウルに卵黄と酢を入れてよく混ぜます。そこへサラダ油を少しずつ加えてさらに混ぜればマヨネーズの完成です。

酢は水分であるため、そのままでは油とは混ざることはありませんが、卵黄が加わることで乳化が起こり、混ざるようになります。

材料の分量を変えるとどのような変化があるのかも試してみるとおもしろいでしょう。

15:自家製チーズを作る

牛乳とレモンを使って自家製チーズを作り、たんぱく質と酸について考えてみましょう。鍋に牛乳を入れて火にかけ、小さな泡が立ったら火を止めます。

レモン汁を加えてゆっくりかき混ぜているともろもろしたものが出てくるため、もろもろが増えなくなるまでかき混ぜましょう。

ざるにキッチンペーパーをのせて先ほどのもろもろを取り出します。キッチンペーパーごと絞って水気を切ったら、カッテージチーズの完成です。

16:水を一瞬で凍らせる

水を一瞬で凍らせる実験をして、過冷却について考えてみましょう。ボウルの中央にビンを置き、ボウルに氷と塩を入れてボウル内の温度を-4℃くらいにします。

ビンの中に精製水を入れ、そのまま20分くらい置いておきましょう。時間が経ったらビンをそっと取り出し、氷のかけらを入れると、ビンの中の精製水が一瞬で凍ります。

なぜこのような現象が起こるのかを調べ、まとめてみましょう。

▼一瞬で凍る水を作ってみた!詳細記事はこちらから

ペットボトルを使って水を一瞬で凍らせてみよう

17:1円玉や卵を水に浮かべる

1円玉や卵を水に浮かべて、その仕組みについて考えてみましょう。卵は水に沈みますが、食塩を少しずつ水に加えていくと水に浮かぶようになります。何mlの水に何グラムの食塩を加えたら卵が浮かぶのかを調べましょう。

また、1円玉は食塩を入れなくても水に浮かびます。なぜ食塩を入れなくても浮くのか、その理由についても調べてまとめましょう。

18:パウダーで指紋採取する

化粧品のパウダーを使って指紋採取をしてみましょう。コップに指を押し当てて指紋を付けます。そこへパウダーを刷毛などを使って多めに塗ります。

ティッシュペーパーを使って余分なパウダーを落としたら、指紋が浮かび上がります。指紋が浮かび上がった部分にセロハンテープを貼り、指紋を移し取ったら黒い紙に貼りましょう。家族などの指紋を採取して、指紋を比べてみてもおもしろいでしょう。

19:ジュースを使ってDNAを取り出す

ジュースを使ってDNAを取り出し、DNAの仕組みについて考えてみましょう。コップにオレンジジュースを入れ、そこへ同量の無水エタノールを加えます。このとき割り箸などを使用して、コップの縁を伝わらせるようにするのがポイントです。

しばらくするとDNAが浮いてくるため、よく観察してみましょう。

20:使い捨てカイロを作る

封筒と活性炭を使って使い捨てカイロを作り、鉄の酸化現象について考えてみましょう。封筒に大さじ2杯くらいの鉄粉と活性炭、1つまみの食塩を入れてよく混ぜ、さらにオキシドールを大さじ1杯くらい入れてください。

封筒をよくもむと、だんだん熱くなってきます。なぜ、このような現象が起こるのかを調べてまとめましょう。

▼カイロを作ってみた!詳細記事はこちらから

カイロの仕組みを知って作ってみよう

21:容器の中で移動する色水を観察する

トイレットペーパーと色水を使って移動する色水を観察しましょう。プラスチックのコップに青・赤・黄色の色水を入れ、間に空のカップを挟んでカップを5つ並べます。

トイレットペーパーで太めのこよりを4本作り、コップとコップをまたぐように設置したら、色水がゆっくりと移動する様子を観察しましょう。

22:スーパーボール作りをする

洗濯のりと食塩を使い、スーパーボールを作って塩析について考えてみましょう。コップに15mlくらいの洗濯のりと好きな色の絵の具を入れてかき混ぜたら、さらに食塩を5gくらい加えて混ぜます。

すると、コップの中に塊ができるため、取り出して手で丸めましょう。キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、乾燥させたら完成です。

23:小麦粉からガムを手作りする

自宅にある小麦粉を使ってガムを手作りし、もちもち感の正体について考えてみましょう。ボウルに50gくらいの強力粉と20mlくらいの水を入れて混ぜ合わせたら、しっかりとこねます。

10分くらいこねたら30分くらい置いて、水が濁らなくなるまでもみ洗いすればガムの完成です。薄力粉など強力粉以外の粉で作って比較したり、甘味料や香料などを使用して味付きのガムを作ってみたりしてもおもしろいでしょう。

24:太陽光で目玉焼きが作れるか実験する

虫メガネを使って太陽光を集め、目玉焼きが作れるかどうかを実験してみましょう。フライパンに卵を割り入れ、虫メガネで太陽光を集めて卵を熱してみます。

何度の温度でどれくらいの時間をかけて、目玉焼きになるのかを調べてみましょう。

25:雲の種類や見分け方について調べる

雲にはさまざまな種類のものがあるため、雲の種類や見分け方について調べ、雲を観察してみましょう。

インターネットや本などを参考に雲の形や特徴を調べ、空の雲を観察して雲の種類を記録します。日にちや時刻、気温などを一緒に記録しておくと良いでしょう。

1日雲を観察してどのような変化があったのか、どのような雲を見た後にどのような天気になったのかなど、気付いたことをまとめます。

26:円周率について調査する

中学1年生の自由研究で、改めて円周率について調査してみるのもおすすめです。小学生の頃から円周や円の面積を計算するために使ってきた円周率には、深い歴史が存在するため、それを調べるだけでも立派な自由研究になります。

また、円周率が何桁までわかっているのかなど、円周率に関して詳しく調べることで、数学への興味を引き出すきっかけになる可能性もあるでしょう。

27:身近な略語の正式名称を調査する

私たちの身の回りにはたくさんの略語があります。中には略語と気付かずに使っていることもあるでしょう。そのため、中学1年生の自由研究で、身近な略語の正式名称を調査するのもおすすめです。

正式名称を調査する際に、英語が元になって作られた略語なのか、和製英語なのか、という観点や、どうしてそのような略語を使っているのかという観点で調べると良いでしょう。

28:身近な食品の食品添加物について調査する

身近な食品の食品添加物をタコ糸を使って調査してみましょう。食品添加物について調べたい調味料などの食品を器に入れ、そこへ5cmくらいの長さに切ったタコ糸を入れます。

お酢を少し入れたら水を入れたフライパンに器を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で20分くらい置いておきましょう。

20分くらい経過したら、火傷に気を付けて器を取り出し、器から取り出したタコ糸を水で洗います。調査した食品に合成着色料が使用されていれば、タコ糸の色は洗っても落ちません。

29:割れないシャボン玉を作る

洗濯のりを使って割れないシャボン玉を作り、なぜ割れなくなるのかを調べてみましょう。ぬるま湯とPVAが含まれている洗濯のり、台所用洗剤を混ぜてシャボン玉液を作ります。

作ったシャボン玉液をいくつかに分け、それぞれにガムシロップやヒアルロン酸が入った化粧水、ワセリン、お湯で溶かしたゼラチンなどを少量ずつ加えて混ぜます。

それぞれの液を使ってシャボン玉を飛ばし、大きさや色、割れるまでの時間などを比較してみましょう。

▼割れにくいシャボン玉を作ってみた!詳細記事はこちらから

割れにくいシャボン玉を作ってみよう

30:地域のバリアフリーについて調べる

自分が住む地域にはどのようなバリアフリー対策が行われているかについて調べてみましょう。

地域の地図を持って街中を探索し、点字ブロックや車いす用トイレ、スロープなど、バリアフリー対策が行われているところを地図に書き込んでいきます。完成した地図を見て気付いたことや感じたことなどをまとめましょう。

お年寄りに地域のバリアフリーについて意見を聞き、地域のバリアフリーをより良くするためにはどうすれば良いのかを考えてみるのもおすすめです。

31:灯油ポンプが水を吸い上げる仕組みを調べる

灯油ポンプが水を吸い上げる仕組みを、自宅にあるコップと曲がるストローを使って調べてみましょう。

ストローの曲がる部分が中心になるようにハサミでカットします。プラスチックカップを2個用意し、片方にいっぱいの水を入れて空のコップと並べて置いてください。

ストローに空気が入らないくらい水を入れ、ストローの口を指で塞いで並べたコップの間にかけたら指を離します。するとストローが水を吸い上げてからのコップに水が流れていくことがわかるでしょう。

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給油ポンプはなぜ水を吸い上げられる?原理を調べよう

32:クリスタルを手作りする

市販のクリスタル手作りキットを使って、クリスタルを作ってみるのも良いでしょう。キットを使えば簡単にきれいなクリスタルを作ることができますが、2週間くらいの時間が必要となるため、早めに取り組むことが大事です。

クリスタルを作ることで、ものが水に溶けることや、溶けたものを水から取り出すことを観察することができます。理科に関する理解を深めるきっかけになるため、中学1年生の自由研究におすすめの実験です。

33:フルーツの皮で風船を割る実験をする

オレンジなどのフルーツの皮を使って風船を割る実験をしてみましょう。オレンジの皮をむき、膨らませた風船に向かってオレンジの汁を飛ばすと、風船に手を触れることなく風船を割ることができます。

これはオレンジなどの柑橘類に含まれるリモネンの性質によるものです。オレンジのほかにもレモンなどさまざまなフルーツで実験して、風船が割れるかどうか調べてみましょう。

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オレンジの皮で風船が割れる?実際にやってみよう

34:洗濯物が乾く早さについて調査する

洗濯物が乾く速さを調べるのも中学1年生におすすめの自由研究です。同じ厚みや素材のタオルを4枚くらい用意して洗濯します。

洗濯したタオルを、日当たりが良く風通しも良い場所に1枚、日陰で風通しの良い場所に1枚、日陰で風通しも悪い場所に1枚、窓とカーテンを閉めた室内に1枚それぞれ干しましょう。

15分ごとにそれぞれのタオルの様子をチェックし、メモします。事前にタオルが乾く順番を予想し、実際の結果と比較しましょう。

35:氷を使ってお湯を沸騰させる

氷を使ってお湯を沸騰させるのも中学1年生の自由研究におすすめのテーマです。透明の耐熱容器を準備し、3分の1くらい水を入れたら電子レンジで加熱して沸騰させ、そのまま沸騰がおさまるまで置いておきましょう。

沸騰がおさまるのを確認したら、電子レンジからそっと取り出し、1cmくらいの氷を容器の中に落とすと、容器の中のお湯が沸騰します。

なぜ氷でお湯が沸騰したのかについて調べ、まとめましょう。

36:水性カラーペンの色を水で分離させる

水を使って水性カラーペンの色を分離させ、1色に見えるカラーペンからどのような色が出てくるか調べてみましょう。

コーヒーフィルターを用意し、10cm×2cmくらいの短冊状に切ります。短冊の下から1cmくらいのところに水性カラーペンで点を書き、短冊の上を割り箸で挟みます。

コップに少量の水を入れ、そこへ短冊を吊るして短冊の先を水に浸けましょう。このとき、短冊に書いた点が直接水に浸からないように、注意してください。徐々に水性ペンの色が分離して現れます。

37:塩を使って氷を糸で吊る実験をする

塩を使って氷を糸で吊る実験は簡単にできるため、忙しい中学1年生におすすめの自由研究です。

お皿に氷を置き、持ちやすい長さに切ったタコ糸を氷の上にのせて上から塩を振りかけましょう。そのまま少し待ち、タコ糸を持ち上げると氷を吊ることができます。

氷の性質について調べ、なぜ塩を使って氷を吊ることができたのかを考えてまとめましょう。振りかける塩の量を変えると、氷に変化があるのかを比較してもおもしろいでしょう。

38:磁石を砕いた場合の磁力を研究する

磁石を砕いた場合、磁力はどうなるのかを実験して調べてみましょう。磁石を袋に入れ、固いものの上に置いて金づちで細かく砕きます。砕いた磁石はフィルムケースに入れましょう。

フィルムケースを振って、クリップに近づけてもクリップはくっつかないことを確認したら、フィルムケースに別の磁石をくっつけてからもう一度クリップに近づけてみましょう。

フィルムケース内の砕いた磁石は振ると磁石ではなくなり、別の磁石をくっつけると磁石になります。なぜこのようになるのかを調べてまとめましょう。

39:イースト菌で風船を膨らませる実験をする

パンなどを膨らませるイースト菌で風船を膨らませることができるのかを実験してみましょう。

試験管に水とドライイーストを小さじ1杯ずつくらい入れてかき混ぜたら、さらに同量の砂糖を加えてかき混ぜ、試験管に風船を被せます。コップに30℃くらいのお湯を入れ、試験管を浸けて試験管と風船の様子を観察しましょう。

40:二酸化炭素の分析と絡めた地球温暖化についての研究をする

中学1年生には、二酸化炭素の分析と絡め地球の温暖化について調べる自由研究もおすすめです。

本やインターネットを使って地球温暖化の仕組みや、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素が増えている原因などについて調べ、さらに地球温暖化防止のために取り組めることについて考えてみましょう。

自由研究で地球温暖化について調べることで、地球温暖化の仕組みについての知識を深められるだけでなく、環境問題について考える良いきっかけになります。

41:シャボン玉を水の中で作る

水の中にシャボン玉を作る自由研究は家庭にある材料で簡単にできるため、忙しい中学1年生にもおすすめです。

コップの8分目くらいまで水を入れ、そこへ食器用洗剤を10滴くらい垂らして静かにかき混ぜます。ストローを10cmくらいの長さに切り、先を数cmシャボン玉液に付けたら、もう片方の先を指で塞ぎましょう。

そのままシャボン玉液から数cm上までストローを持ち上げ、塞いでいた指を放すと水中にシャボン玉ができます。

42:手で触らずにペットボトルをへこませる実験をする

手を触れずにペットボトルをへこませる実験も自宅にある材料で簡単にできるため、時間がない中学1年生におすすめの自由研究です。

500mlのペットボトルにお湯を150mlくらい入れ、蓋を閉めずに30秒くらい置いておきます。ペットボトルの中に湯気が溜まるのを確認したら、お湯を捨ててすぐに蓋を閉めましょう。そのまま置いておくと、ペットボトルがへこみます。

なぜこのようになるのか、圧力の仕組みについて考えましょう。

▼ペットボトルを触らずにへこませてみた!詳細記事はこちらから

ペットボトルを触らずにへこませてみよう

43:片栗粉を利用してダイラタンシーを作る

片栗粉を使ってダイラタンシーを作り、その仕組みについて調べてみましょう。片栗粉140gくらいをボウルの中に入れ、そこへ100mlくらいの水を入れかき混ぜればダイラタンシーの完成です。

ダイラタンシーを手で握れば固まり、手のひらにのせておくと溶け出します。なぜこのような現象が起こるのかを調べ、まとめてみましょう。

▼ダイラタンシーを作ってみた!詳細記事はこちらから

片栗粉ダイラタンシーを作ってみよう

44:コップの中のコーヒーの動きを観察する

コップを揺らしてコップの中のコーヒーの動きを観察し、振動について考えてみましょう。コップに少量のコーヒーを入れ、コップを左右に小刻みに揺らします。

揺らす速さを少しずつ変えていくと揺れたコーヒーの高さが1番高くなる速さになり、その速さよりさらに速く揺らすと、今度は揺れたコーヒーの高さが低くなっていきます。

この実験でコーヒー固有の振動数がわかります。コーヒーの量を変えたり、コップの大きさを変えたりして、振動数に変化があるか調べてみましょう。

45:人工いくらを制作する

自宅で人工いくらを制作する自由研究も中学1年生におすすめです。紙コップを用意し、半分くらいまで水を入れたら、乳酸カルシウムを小さじ大盛り1杯くらい入れてかき混ぜます。

別の紙コップに半分くらいの水とアルギン酸ナトリウム小さじ半分くらいと少量の食紅を入れてよくかき混ぜましょう。この液を醤油さしで吸って、最初に作った液の中に1滴ずつ垂らせば、人工いくらができます。なぜ、このようになるのかを調べてまとめましょう。

▼いくらを作ってみた!詳細記事はこちらから

いくらが家で作れる?!高分子のしくみを調べる実験

46:ビタミンCを利用して酸化還元の実験をする

うがい薬とビタミンCを利用して、酸化還元の実験をしてみましょう。水にうがい薬を入れて薄いヨウ素液を作ります。

そこへレモンの絞り汁を1滴ずつ加えて、ヨウ素液の変化を観察しましょう。何滴でヨウ素液の薄い茶色が消えたかをメモします。リンゴなどのほかのフルーツやお酢、醤油、緑茶などでも実験して比較してみるのもおすすめです。

なぜ、ヨウ素液の茶色がレモン汁を加えることで消えるのかを調べ、実験結果についてまとめましょう。

47:実験で液状化現象を再現する

地震で起きる液状化現象を実験で再現し、液状化が起きる仕組みについて調べてみましょう。透明な容器に砂を入れ、そこへ砂の表面を超えないくらいの水を入れたら表面をならします。

机の上に丸い鉛筆を5本くらい並べ、その上に先ほどの容器をのせましょう。缶ジュースを容器の真ん中に立てて、容器を小刻みに左右に揺らし、表面の変化を観察します。

容器を揺らしてから液状化が起こるまでどれくらいの時間がかかったのか、またなぜそのようになるのかを調べてまとめましょう。

自由研究のテーマを選ぶ際のポイント

中学生1年生になると、小学生の頃はできなかった難しい実験や計算ができるようになったり、歴史についてより深く学んだり、さまざまな書籍を読めるようになったりします。そのため、取り組める自由研究も増えるようになるでしょう。

ここからは、自由研究のテーマを選ぶ際のポイントをその内容ごとに詳しく見ていきます。

数学の自由研究を選ぶ場合

数学の自由研究を選ぶのは中学1年生にとっては少し難しいでしょうが、身近な数学なら比較的取り組みやすいでしょう。

記憶力を定着させるためにはどうすれば良いのかというテーマで、その日に勉強した範囲の問題に取り組み、勉強した直後、6時間後、12時間後と時間が経過するにつれ正答率がどう変わるのかを調べてみるのもおもしろいでしょう。

理科の自由研究を選ぶ場合

中学1年生になると理科についてさまざまな知識が身に付いてくるため、人とは少し違った自由研究に挑戦してみるのも良いでしょう。

理科の場合、家庭にある材料を使って簡単にできる実験もたくさんあるため、短期間で自由研究を行うこともできます。

また、普段から気になっていることについて実験して確かめてみるのもおもしろいでしょう。小学生のときにはできなかった比較検証をするなど、中学1年生ならではの実験を行ってみましょう。

科学の自由研究を選ぶ場合

科学の自由研究を選ぶ場合には、本屋さんや図書館で参考になりそうな書籍を探してみるのもおすすめです。

夏休みになると自由研究に関する書籍のコーナーが設けられるところも多く、さまざまな情報が手に入るでしょう。

クラブ活動で忙しい中学1年生はプラネタリウムや科学館に行ってみるのもおすすめです。見学した内容をまとめるだけでも立派な自由研究になるでしょう。

社会科の自由研究を選ぶ場合

中学1年生では、小学生のときにあまり自由研究で選ぶことがなかった社会科のテーマを選んでみるのも良いでしょう。

地球温暖化や成人年齢の引き下げなど、日本を取り巻く社会問題などについて、インターネットや書籍を参考にまとめてみるのもおすすめです。

問題の原因について調べ、それを解決するためにはどのようなことに取り組めば良いのか、自分の意見を交えながらまとめてみましょう。

実験をする自由研究を選ぶ場合

小学生の自由研究の実験とは異なり、中学1年生の自由研究の実験では仮説を立てて実験し、結果を書くというプロセスをきちんとまとめる必要があります。テーマを決める際に実験方法や記録の仕方についてしっかり考えておきましょう。

実験に失敗した場合でもなぜ失敗したのかを考え、役立てるようにします。実験する際には比較検証することが大切なポイントです。小学生のときにはできなかった、より発展的な内容の実験に取り組んでみましょう。

氷を使った自由研究を選ぶ場合

中学1年生が氷を使った自由研究を選ぶ場合には、小学生のときとは異なり、予想、過程、結果結論をきちんと書いてまとめるようにするのがポイントです。

実験の様子などを写真に撮ってまとめていくとわかりやすいでしょう。実験を行う場合には、条件を変えて比較してみるのもポイントです。普通の水と砂糖水、食塩水の凍る温度を調べ、凍る様子を観察してまとめてみるのも良いでしょう。

水を使った自由研究を選ぶ場合

水を使った自由研究は身近であり、中学1年生が自由研究で取り組むのに安全・手軽であるため、おすすめです。

水にはさまざまな性質があるため、いろいろなテーマの自由研究をすることができるでしょう。しかし、さまざまな性質があるからといって間口を広げ過ぎず、1つの性質について詳しく調べるのが自由研究に取り組みやすくするポイントです。

身近なものを使った浮力の実験や、水の中にシャボン玉を作る実験など、さまざまなテーマから選んでみましょう。

静電気に関する自由研究を選ぶ場合

中学1年生が静電気に関する自由研究を選ぶ場合、身近な材料を使って簡単に行える実験を選ぶのがおすすめです。

身近なものを使って静電気を作ってみたり、静電気でコップを回してみたり、さまざまなテーマで自由研究することができます。

実験の様子や結果を写真に撮ってまとめるとわかりやすくなるでしょう。写真を撮るのが難しい場合にはイラストでもわかりやすいです。身近な実験ですが、新たな発見があるでしょう。

空気に関する自由研究を選ぶ場合

中学1年生が空気に関する自由研究を選ぶ場合には、環境の変化と合わせて調べてみると取り組みやすいでしょう。

地球温暖化と二酸化炭素の関係や、空気に含まれる二酸化炭素の割合が昔と比べてどのように変化しているのかなど、さまざまな切り口から調べることができます。

空気の汚れや地球環境について調べ、自分たちにできることは何なのかを考えてみるのも良いでしょう。

工作の自由研究を選ぶ場合

中学1年生が工作の自由研究を選ぶなら、創意工夫が感じられるようなものを作るのがポイントです。

ゴミになるようなものを使って何かを作ってみたり、身近な素材を使って作ってみたりすると評価されやすいでしょう。

ただ置いて飾っておくだけでなく、実際に使うことができたり、遊べたりするものならアイデアも浮かびやすく、楽しみながら取り組むことができます。

観察の自由研究を選ぶ場合

観察をテーマにする場合、小学生なら観察した感想をまとめるだけで自由研究になりますが、中学1年生になるとそれだけでは通用しないでしょう。

中学1年生が観察の自由研究を選ぶなら、考えや目的を持って取り組むことが必要とされます。仮説があり、それを検証するために観察を行うなど、観察対象について自分で考えまとめるのが重要なポイントです。観察を終えてどのように思ったのかもきちんとまとめましょう。

指紋採取の自由研究を選ぶ場合

指紋採取の自由研究を選ぶ場合には、材料にガラスやプラスチック製のコップを使うのがポイントです。ガラスやプラスチックを使うことで指紋採取しやすくなるため、失敗を防ぐことができるでしょう。

指紋採取に使う粉は本来であればアルミニウム粉末が望ましいですが、簡単に手に入る片栗粉や化粧品のパウダーなどで代用します。

パウダーを筆に取り指紋を浮かび上がらせたら、セロハンテープで指紋を採り、黒い紙に貼り付けるとわかりやすいでしょう。

裁縫の自由研究を選ぶ場合

自由研究のテーマに裁縫を選ぶ場合には、小学生にはできない中学1年生ならではの技術や根気が必要とされるものを作りましょう。

時間がある夏休みに、普段ではなかなか取り組む時間がない刺繍や、パッチワークなどに取り組んでみるのもおすすめです。

芸術性の高い作品を作ったり、クオリティの高い作品を作ったりして小学生の自由研究との差を付けましょう。

環境に関する自由研究を選ぶ場合

中学1年生が環境に関する自由研究を選ぶ場合には、学校で学んだことを活かした研究を行うのがポイントです。

環境に関する問題については書籍やインターネットなどでたくさんの情報を得ることができます。しかし、ただの調べ学習にならないよう、実験してみたり、問題を解決するために自分たちにできることはないか考えたりすることが大切です。

中学1年生におすすめの自由研究テーマの選び方とコツ

どのようにして自由研究のテーマを選べば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか。ここからは自由研究のテーマを選ぶときのコツについて紹介します。

自由研究のテーマがまだ決まっていないという人は、選ぶときの参考にしてみてください。

  • 自分の好きな教科や興味があるジャンルから選ぶ
  • インドア派かアウトドア派かに合わせてテーマを選ぶ
  • 材料が手に入りやすいテーマを選ぶ
  • レポートのまとめ方を先に決める

1:自分の好きな教科や興味があるジャンルから選ぶ

自由研究のテーマを選ぶ際には、自分が好きな教科や、普段から興味を持っているジャンルから選ぶのがおすすめです。

好きな教科や興味があることなら興味を持って取り組めるため、最後まで飽きずに続けることができるでしょう。疑問に思うことをどんどん掘り下げて自由研究にしてみてください。

2:インドア派かアウトドア派かに合わせてテーマを選ぶ

インドア派かアウトドア派か、自分の生活環境に合わせてテーマを選ぶのポイントです。インドア派なら自宅などで簡単に行える実験や工作などの自由研究を、アウトドア派なら野原や川での生物の観察や街の歴史調べなど、外に出て行う自由研究が適しているでしょう。

自分の生活環境に合わせてテーマを選ぶことで、無理なく自由研究に取り組むことができます。

3:材料が手に入りやすいテーマを選ぶ

中学生になるとクラブ活動や塾などで忙しく、自由研究に取り組む時間があまりないという人も多いでしょう。そのため、材料が手に入りやすいテーマを選ぶのも1つのポイントです。

わざわざ材料を探して購入しなくても自宅にあるものでできる自由研究なら、手軽に取り組むことができ、時間にも余裕ができるでしょう。

4:レポートのまとめ方を先に決める

レポートのまとめ方次第で、簡単な内容の自由研究でも深みのあるものになります。そのため、レポートのまとめ方を先に決めておきましょう。

なぜその自由研究をしようと思ったのかというきっかけや研究の方法、結果、参考にした書籍やサイトで構成し、1枚の模造紙にまとめるのか、ノートにまとめるのかを考えておきます。あらかじめまとめ方を決めておけば、自由研究の内容をまとめやすくなるでしょう。

自由研究のまとめ方

自由研究をまとめる際は、自由研究のテーマ、きっかけ、研究方法と内容、研究結果の予想、実際の結果と考察、感想を必ず書くようにしましょう。

順序立てて自由研究をまとめることで、自由研究の内容を論理的に伝えることができます。また、写真や図を用いることで、見やすくわかりやすいものにするのもポイントです。

自由研究の最後には、参考にした書籍やサイトをきちんと書くと良いでしょう。

中学1年生の自由研究では簡単でためになるテーマを選ぼう

中学1年生におすすめの自由研究のテーマについて紹介しました。自由研究のテーマを見つけるのは大変ですが、身の回りにヒントが隠されていることも多いです。

紹介した内容を参考に、簡単でためになる自由研究のテーマを選びましょう。

※実験は安全性に十分配慮して行ってください。実験結果が記事と異なる場合でも弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
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